アシヒダナメクジ
学名:Laevicaulis alte 
サイズ:10cm
分布:日本(沖縄)、世界各地
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ナメクジと言えば日陰などのじめじめした場所にいて、ぬるぬるとした嫌われ者ですが、アシヒダナメクジはそれとはかなり違った外見をしています。まるで和菓子にありそうな、こし餡のぼたもちのようで、そこにナメクジ特有の2つの目がにょきっと生えています。いわゆるナメクジとは違った姿なのもそのはずで、同じ陸棲腹足目のナメクジやカタツムリとはやや系統が異なり、和名にこそナメクジと入っていますがアシヒダナメクジはアワモチという汽水域に生息する生物と近縁なグループに分類されているのです。本州では見かける機会がありませんが、生息地である沖縄に行くとわりといろいろな場所で見ることができます。
| | | 入手と飼育 | | |
アシヒダナメクジは雄性先塾性雌雄同体という変わった生態を持っていて、若いうちは全ての個体がオスで、年を経るとメスへと性転換していきます。この習性から、飼育下でも数匹まとめてプラケースなどに入れておくといつの間にか卵を産んで繁殖していることが多いです。産まれたばかりの幼体は、成体とは違い白く透き通った色で、意外にかわいらしいです。雑食性であるため、飼育下では野菜や人口飼料などいろいろなものをより好みせず食べます。アシヒダナメクジは軟体動物を媒体とする寄生虫(広東住血線虫)を体内に持っている場合があるので、飼育や野外観察の際はできるだけ素手で触らず、触れた手をよく洗う、飼育器具などはしっかり洗浄するなど衛生面での配慮が必要です。