マダラコウラナメクジ
学名:Limax maximus
サイズ:10cm
分布:ヨーロッパ、日本 
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マダラコウラナメクジが一般的なナメクジと少々違っているのは、全身の3分の1くらいの部分に甲羅のような堅いものが張り付いていることです。ナメクジと言えば殻のないカタツムリといったイメージですが、本種はナメクジなのに殻を持っているのです!ただし、それは痕跡的なもので、身を守るのに役立っているとはとても言えません。色合いも独特で、黒い縦筋模様がよく目立ちます。この柄にはバリエーションがあり、地域によっては斑紋がないこともあります。また、伸びた時の長さは最大で20cm近くにもなるかなりの大型種でもあります。主に植物を削って食べるカタツムリやナメクジですが、マダラコウラナメクジは肉食性が強いという点でも他のナメクジとは一線を画しています。動物の死体などに群がってることが多く、時には同種で共食いすることもある、かなり貪欲な生き物です。元々ヨーロッパ原産のマダラコウラナメクジですが、観葉植物などに付着した卵などが世界各地に運ばれ、南米や、南部アフリカ、オーストラリアなどで分布が確認されています。アフリカマイマイのページでも紹介しましたが、陸棲の貝類は輸入される植物や木材などさまざまなものに付着して本来の生息地から分布を伸ばしていくことが多いのです。そして実はマダラコウラナメクジは日本でも見つかっています。2006年に初めて発見された茨城県土浦市のほか、現在は島根県や長野県でも確認されています。いわゆる外来種ですが、これらの個体群は色柄が虎柄に近く、特に奇抜な色合いで目立ちます。交尾時の行動が変わっており、高さのある場所からオスとメスが螺旋状に混じり合うような形で交尾します。