アフリカマイマイ
学名:Achatina fulica 
サイズ:15cm
分布:東アフリカ
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殻の長さだけでも最大20cmになることすらある、世界最大のカタツムリです。一般的なカタツムリとは違い、殻の形は先が尖った紡錘形です。元々はアフリカ東部原産ですが、貨物や輸入植物などに付着して世界中に分布を広げています。日本では昭和初期に軍によって養殖(食用)目的で持ち込まれたものが後に放置され、沖縄県、小笠原諸島などの南西諸島で定着しています。大型で、農作物を食い荒らすだけでなく、非常に繁殖力が強く、一度に100〜1000個もの卵を産み、これを10日ごとに繰り返します。乾燥に強く丈夫で、その大きさと頑丈な殻から天敵もあまりいないため移動先で爆発的に殖え、世界中から厄介者として扱われています。沖縄県では駆除制作が功を奏してだいぶ数が減りましたが、根絶は難しいようです。アフリカマイマイがやっかいなのは農作物被害だけでなく、広東住血線虫という寄生虫の宿主となることで、個体に触れるだけでなくアフリカマイマイが這った後に残る粘液跡からも感染の可能性があります。こうしたことからIUCN(国際自然保護連合)から世界の外来侵略種ワースト100に選ばれているほどです。日本では植物防疫法により有害動植物に指定され、生息地の南西諸島から本土への持ち込みは禁止されています。もちろん、飼育もできません。
嫌な要素だらけのアフリカマイマイですが、その大きさと丈夫さ・繁殖力の強さから、国によっては食用として注目されていることもあります。台湾や中国では今も養殖が盛んで、寄生虫フリーの環境で育てられた、フランスでは高級食材であるエスカルゴ(食用カタツムリの1種)の代用品として本種が用いられることがあり、安いエスカルゴ缶詰の中身はアフリカマイマイであることが多いです。