タンザニアバンデッドウデムシ
学名:Damon variegatus
サイズ:3〜5cm(LS 8〜10cm)
分布:アフリカ東部から南部
e8cc1d97a9
そのビジュアルは、ひと言で説明しがたいほど奇妙かつグロテスクで、宇宙から地球を攻めてきたエイリアンのようです。先端にトゲの付いた長い腕のアシダカグモのような長い脚、そして第1脚がムチのようになっているのが特徴。ウデムシの仲間は世界中の熱帯地方に広く分布していますが、日本では見られません。大きさはさまざまで、種類によっては体長50mmほどになる大型種もいます。特徴的な腕は種類によってごく短いものもいますが、体長に比べて極端に長い種類もいます。この腕の長さは雌雄で違いがある種もあり、本種もその一つです。本種のオスは体長の倍くらいの長さの腕を持ちますが、メスはオスに比べると半分程度の腕の長さしかありません。野生下では洞窟や木の洞など湿った場所に生息しています。食性は肉食性で、昆虫などをトゲの付いた腕で挟み込むように捕らえて食べます。繁殖形態は卵生で、メスが卵塊を腹に付け孵化するまで守ります。孵化後の幼虫は数回の脱皮を終えるまで親の背中に乗って暮らします。
by-ggallice1

| | | 入手と飼育 | | | 
奇怪な外見ですが攻撃的ではなく、毒性も全くない無害な種です。噛むことも刺すこともしませんし、できません。そのためペットとして人気があり、時期によっては多くの数が流通します。本種の他にもフロリダウデムシなど、種類を選ばなければさまざまな種類が流通上で見られます。飼育の際は高さのある飼育ケースにコルクや流木、園芸ネットを立てレイアウトします。基本的に壁などに張り付いて生息しているため、足場がないと落ち着きません。ウデムシ類はどの種もある程度湿った環境を好むため、床材にはヤシガラ土などを敷きます。水入れは入れても入れなくてもかまわないですが、直接飲むことは少ないので給水は霧吹きで行います。餌はサイズに合ったコオロギや餌用ゴキブリを使います。ただし、種類によってはどちらも好まないのもいます。脱皮を行う時は天井にへばりついて下に向かって脱いでいきます。高さが不十分で途中で体が地面に接してしまうとそれ以上脱皮できなくなってしまい命取りになるので注意が必要。複数の個体を同居させていても共食いを行わないため、雌雄で多頭飼育してもかまいません。そうした場合は気がついたら交尾が行われてメスが卵を持つケースは珍しくありません。出産間近になるとメスのお腹がボコボコと卵の形に膨らんでくるため分かりやすいですが、その様子はかなり気持ち悪く、人によっては生理的に受け付けないかもしれません。