メガボール
学名:Hyleoglomeris sp.
サイズ:5cm
分布:マダガスカル
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見ためは巨大ダンゴムシのようにしか見えませんが、分類的にはタマヤスデという仲間の1種です。タマヤスデは名のとおりヤスデの仲間ですが、ダンゴムシのようにボール状に丸くなることができます。ダンゴムシとの違いは、タマヤスデは一つの体節に1対の足が生えていることや、丸まった時に頭まで収納してより完全に身を守れること。一般的なヤスデのようなちょっとゾワゾワする不気味な感じはあまりなく、どちらかというとかわいらしい外見をしています。本種はそんなタマヤスデの中でも規格外の大型種で特に大きな個体は丸まった時の直径が6cm以上にもなり、テニスボールに近い大きさですから驚きです。ちなみに日本にいるタマヤスデの仲間が丸くなった時の直径は似た姿のダンゴムシなどと同じく数mm程度です。「メガボール」は正式な名称ではなく流通上でのネーミングですが、思わずそう名付けたのも納得できます。メガボールの色合いは光沢のあるエメラルドグリーンで、かなりきれいです。日本に生息しているタマヤスデ類は地味な色合いのものが多いですが、本種をはじめとする海外産のタマヤスデには色合いが派手なものが多く、より鮮やかな黄色や赤などの色合いの小型種が、タイやミャンマーなど東南アジアで見られます。メガボールは大きく目立つ見ためですが、森林の落ち葉などを食べて土に近づける森の分解者としてひっそり暮らしています。湿った場所を好み、朽木や落ち葉の下などで見られますが、詳しい生態はあまりよく研究されていないため、生活史は謎な部分が多いです。
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海外産のタマヤスデの仲間は派手な見ためやボリュームのある大きさから、ペットとしての流通も昔からあります。生態がよく分かっていないものも多く、全体的に見て長期飼育はやや難しいほうで、なかなかひと筋縄ではいきません(大きい個体は寿命で死んでいる可能性があります)。特に今回紹介したメガボールは、長期飼育・繁殖例などは未だに聞きません。