ブラックヘッドフェザーテールセンチピード
学名:Alipes multicostis silvestris
サイズ:20cm
分布:アフリカ西部 
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ムカデの体の後端には、曳航脚(曳航肢とも)と呼ばれる部位があります。これは脚部と似た形をしていますが歩行には用いず、1対の尾のように見える部分です。フェザーテールセンチビードの仲間は、この曳航脚が羽のような形をした特殊なムカデです。この羽のような曳航脚は、威嚇のために使われます。羽のように広がった部分を小刻みに打ち振るわせて音を出し、ガラガラヘビのように威嚇音を出すのです。たいして迫力があるようには見えませんが、それでも大きさに対して音は大きく、捕食者に対してはそれなりの効果を発揮するようです。多くのフェザーテールセンチビードは小型種ですが、本種は例外的にかなり大型になります。フェザーテールセンチビードの仲間はムカデとしては性質がおとなしく、いじくり回してもかみつくどころか慌てて逃げていくことがほとんどです。しかし、毒を持っているのは他のムカデと変わらないので、素手で捕まえたりするようなことはやめましょう。
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| | | 入手と飼育 | | | 
色の派手さと変わった見ためから、ペットとしても人気が高い種です。本種は近年に流通が始まったばかりのため、見かける機会がまだ多くありません。より小型の東アフリカに産するタンザニアフェザーテールセンチビードは比較的よく目にします。飼育容器はプラケースなどでかまいませんが、体が細いので隙間からの脱走に注意が必要です。床材はヤシガラ土などの湿らせられるものであれば何でもかまいません。乾燥は好まないので、定期的に霧吹きなどで床材を湿らせてやります。水入れも、溺れないような深さの容器を入れておくと良いです。臆病なので、コルクや市販のシェルターを隠れ家として入れてやると落ち着きます。複数の隠れ家があれば同居飼育も可能ですが、何かの弾みで共食いをしてしまう可能性は捨てきれませんのでできるだけ個別に飼うほうが良いでしょう。餌はコオロギや餌用ゴキブリを使いますが、体格のわりにあまり大きな餌を食べようとしないので、同じサイズの他種のムカデに与えるより気持ち小さめの大きさの餌を入れましょう。性質が温和なため、初めてムカデを飼育される人にもおすすめできます。