ダイオウサソリ
学名:Pandinus imperator
サイズ:30cm
分布:アフリカ大陸西部 
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学名も「インペラトール=皇帝」、和名にも大王という威厳ある名を持ち、サソリの中でもたいへん大型になる種。全長(尾の先までの長さ)30cmになった記録さえあります。間違いなく世界最大級のサソリです。大きく力強いハサミを持っていて見ためもものものしいですが、体の他の部分に対して毒針の付いている尾は細く短く、実際に獲物を狩る際なども毒針を用いるよりハサミで押し潰すようにして捕らえることが多いです。コートジボアールからコンゴ共和国までのアフリカ大陸西部に広く生息しており、熱帯雨林などの湿潤な環境を好みます。サソリの寿命は平均的に5〜8年程度ですが、本種の場合は比較的長く、10年近く生きた記録もあります。
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見ためのインパクトからペットサソリとしても人気が高く、毎年日本へも輸入がなされています。ただしその数はだんだん減少してきていて、捕獲地が変化したためか巨大な個体が少なくやや小ぶりな個体が多く占めるようになってきています。世界各国で需要があるため、捕獲圧をコントロールするために、ワシントン条約によりCITES II類(国際取引の際に輸出国と輸入国の許可が必要)に指定されています。動きがあまりすばやくなく、毒の威力も低いためサソリの中では扱いやすい種類です。そのため、初心者向けのサソリとして扱われることが多いですが、毒に対する反応は個人差があり、人によってはひどく腫れたりするので油断はしないようにピンセットなどで慎重に取り扱いしましょう。また、強靭なハサミに挟まれるとかなり痛いのでこちらにも注意が必要です。