ワスレナグモ
学名:Calommata signata 
サイズ:2cm
分布:日本(本州・四国・九州)
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あまり見かけることがないクモですが、われわれの身近な場所でひっそりと暮らしています。畑や草地、庭などの少し乾いた地面に10〜30cmの縦穴の巣を掘り、そこを通りかかった小型の昆虫類を巨大ま牙で突き刺すようにして捕らえ巣に引きずり込んで食べます。似たような性質のトタテグモなどと異なるのは、巣に蓋を作らないところです。特徴的な大牙を持つのはメスのみで、雌雄では別種かと思うぐらい容姿が異なります。オスはメスに比べ脚が細長く、メスのような大きな牙もありません。オスは繁殖期になるとメスを探して地面を徘徊するようになります。そうしたタイミングでしかオスを見かける機会はありません。メスは孵化した子グモを風に飛ばして移動させます。本種ワスレナグモは漢字で「勿忘蜘蛛」と書きます。この名の由来は、初めて本種が確認・記載された後、数十年もの間見られることがなく、再発見された時に、「二度と忘れないように」との願いを込められて付けられたものだそうです。ワスレナグモは近年、開発によって生息地が減少しています。
| | | 入手と飼育 | | | 
飼育する場合は、黒土やヤシガラ土などをブレンドしたものを使うと良いです。縦に深い穴を掘るので、高さのあるパスタケースなどを飼育ケージとして使うと具合が良いです。メスはとても寿命が長く、動物園での飼育記録では15年も生きた記録があります。