ゴライアスバードイーター
学名:Theraphosa blondi
サイズ:12cm(LS25cm)
分布:ベネズエラ、ブラジル、ガイアナ 
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ギネス記録にも認定されている世界最大のタランチュラとして知られています。ゴライアスとは聖書に出てくる巨人ゴライアス(ゴリアテ)のことで、本種の巨大な体格になぞらえて名付けられています。その大きな体格は、野生下では昆虫の他に小型の哺乳類や鳥類すらも捕らえて食べてしまうほどで、バードイーター(鳥喰い)という名はここから取られています。タランチュラと呼ばれるクモ類の中でも非常に貪欲で荒っぽく、体に触れるもの全てを餌と認識し、逆に食べきれないほど大きな相手は全て敵と認識するような性質です。ゴライアスバードイーターの呼び名が付くタランチュラには、本種の他にあと2種がいます。本種以外の2種は、バーガンディーゴライアスバードイーター Thetaphosa stirmi と、ピンクフットゴライアスバードイーター Theraphosa apophysisです。これら2種と区別するため、本種を学名のblondiから「ブロンディ」あるいは「ルブロンゴライアスバードイーター」と呼ぶこともあります。タランチュラの愛好家の間では、本種を含めた3種のうちでどれか真の最大種かという議論が時折巻き起こりますが、正確なところはまだ不明なようです。いずれにせよ3種共タランチュラの仲間では規格外に大きいサイズになるのは間違いありません。
| | | 入手と飼育 | | | 
こんな世界で最も大きなタランチュラたちも、ペットショップなどで購入が可能です。寄虫なども取り扱う爬虫類専門店などで販売されていることが多いので、そういったショップなどで飼育に関するアドバイスを受けてから飼育するのが良いです。どの種も多湿で高温を好むため、飼育は、25〜28℃前後が適温。。幼体の頃は低温と乾燥し特に弱く、不適切な環境では一瞬で死んでしまうこともあるので注意が必要です。ただし、蒸れるような環境は好まないので、密閉容器ではなくある程度通気性のあるケージで飼育しましょう。よく食べてなおかつ大きいタランチュラなので飼育していておもしろいのですが、前述のとおり気性がとても荒く、動きも大きさのわりにすばやいので初心者向けとは言えません。ある程度タランチュラの扱いに慣れた人が飼育することをおすすめします。また、ゴライアスバードイーターの仲間は、防御行動として腹に生えた細かな毛(繊毛)を周りに飛ばすようにして撒き散らします。これはタランチュラのいくつかのグループに共通してみられる行動ですが、この仲間では特にこの性質が激しいです。繊毛一本一本は目に見えないくらいの小さなものですが、その先端は拡大すると返しの付いた話のような構造になっていて、相手の皮膚や粘膜を刺激します。実際何度も経験していますが、繊毛が付着すると、とにかく痒いです。毒によるものではなく、繊毛の構造の刺激から起こる単純な反応なのですが、肌が弱い人であれば数日間赤みが残ることもあります。幸いなことに症状は数時間で治ることが多く、水で洗い落とすなどすればより早く治りますが、各人の体質によってもかなり重篤度は異なるようなので、敏感肌の人などは飼育をやめたほうが良いかもしれません。
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