ベルンハルトドミノローチ
学名:Therea petiveriana
サイズ:3〜3.5cm
分布:インド
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「ナナホシビロードゴキブリ」という名前で流通することもある、美しいゴキブリの仲間です。ゴキブリの中では原始的な部類で、ムカシゴキブリ科というグループに分類されます。幼虫時は地味な茶褐色の見ためですが、成虫になると黒地に白いスポット模様のビビットな姿に変化します。オスに比べてメスは厚みがあり、ひと回り大型。繁殖形態は卵生で、卵蛹を産み落とします。卵蛹からは数匹〜数十匹の子供が孵ります。原始的なゴキブリなため、卵蛹の期間が他のゴキブリに比べて長く、孵化まで数ヶ月かかります。幼虫の成長にも時間を要し、卵蛹の期間を含めると成虫になるまで1年弱ほど。近縁種には「クエスチョンマークドミノローチ Therea olegrandjeani」や「オレンジスポットドミノローチ Therea regularis」などがいます、クエスチョンマークドミノローチは羽の模様が「?」マークに見えることからその名があります。オレンジスポットドミノローチは、スポット模様が白ではなくオレンジ色をしています。どの種類もインドに生息しており、生態などもよく似ています。
| | | 入手と飼育 | | | 
見ための美しさから観賞用として人気が高く、専門店などで見かける機会も多いです。本来単に「ドミノローチ」と呼ばれる種は本種なのですが、クエスチョンマークドミノローチが「ドミノローチ」として流通していることがほとんどです。床材には腐葉土やヤシガラ土を使います。幼虫時は潜って生活するので、ある程度の厚さがあったほうが良いです。成虫になってからもオスは比較的地表のあたりをうろうろしていますが、メスは床材に潜っていることが多いです。あまり乾燥には強くないので、ある程度の湿度を維持します。食性は幅広いので、カメの餌や熱帯魚用の人口飼料が便利です。雌雄が揃っていれば、いつの間にか交尾をして卵を産み落としていたりします。産み落とされた卵は、別のケースに移して孵化率を上げたい場合は、放っておくとおびただしい数の卵が産み落とされるので、いつの間にか床材がほとんど卵で占められているようなこともあります。繁殖サイクルが軌道に乗るまでには少し時間がかかるかもしれませんが、多数の幼虫が一斉に成虫になった時は圧巻です。幼虫の頃は壁を登ることができませんが、成虫になると登れるようになるため、脱走防止の対策が必要になります。ただ、あまり動きは速くないため扱いやすい種と言えます。飼育自体は難しくないので、気になった人はぜひチャレンジしてみてください。