ゴーストマンティス
学名:Phyllocrania paradoxa 
サイズ:4~7cm
分布:アフリカ大陸、マダガスカル
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ゴーストマンティスの呼び名のとおり、ユラユラと横に揺れる動きは亡霊を彷彿とさせます。日本名はボウレイカマキリやヨウカイカマキリで、愛好家の中には学名からそのまま「パラドクサ」と呼ぶ人も多いです。奇っ怪な見ためは枯れ葉に擬態しているためで、幼虫の時は水に戻すと増える乾燥ワカメのようなヒョロヒョロとした姿です。成虫になるとオスとメスで体格差が出てきます。オスの方がひと回り小柄で、触覚が太く伸びます。反面、メスのほうは胴が太くしっかりした体型をしており、オスに比べて大柄。雌雄問わずカラーバリエーションが多く、薄茶色から黒に近い焦げ茶色、緑色までさまざまです。カマキリの中では中型の仲間で、アフリカ大陸に幅広く生息しています。
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| | | 入手と飼育 | | |
ペットとして比較的コンスタントに流通していて、飼育もしやすいため、初めて外国産のカマキリを飼育する人にもおすすめできる種類です。元々乾燥地帯に生息しているため、水切れにはとても強く丈夫です。カマキリの幼虫の多くは、飛んでいる昆虫に対して強い嗜好性があり、本種の幼虫もショウジョウバエなどの飛翔する餌虫をよく食べます。他のカマキリに比べると餌の好みの幅は広いので、ハエなどを使わなくても小さいコオロギや餌用ゴキブリなどでも代用できます。ただ、圧倒的によく食べるので、ショウジョウバエを用意できるのであればそちらのほうが良いでしょう。コオロギでもハエでも問題なく成長していきます。成長期の幼虫には、食べるだけ毎日餌を与えてかまいません。給水は霧吹きで行います。あまり水を飲ませすぎると餌を食べなくなるので、幼虫であっても週に2回程度の霧吹きでかまいません。飼育容器は高さのあるものを用意します。脱皮を行うため、高さが中途半端だと途中で止まってしまい脱皮不全になります。カマキリの脱皮不全はイコール死に繋がり注意が必要です。飼育容器の中に、足場になるような流木や天井部などに園芸ネットを貼ってやることで高い位置からの脱皮を可能にし、脱皮不全を防ぐことができます。カマキリは脱皮前になると餌を食べなくなり、お腹が張るため兆候がわかりやすいです。成虫になるまでだいたい1年弱。全体的な寿命としてはそこまでは長くはありません。長期的に飼育を楽しみたい人は、繁殖を視野に入れて飼育すると良いです。雌雄が見分けやすく、繁殖自体もカマキリの中では比較的容易なため、チャレンジしてみるのもおもしろいかもしれません。