サンヨウマドボタル
学名:Lamprigera tenebrosa 
サイズ:8cm
分布:タイ
A1534_Z1
本種は、日本に生息するホタルとは大きさも見ためもまったく違いますが、種類としては近縁な仲間です。海外のホタルは、本種のように幼虫期を陸で過ごす(日本産のホタルの幼虫は多くが水棲)種が多く、日本では同様の陸棲ホタルは南西諸島で数種類見ることができます。ホタルと言えばお尻を光らせることであまりにも有名ですが、サンヨウマドホタルはホタル類だけでなく、現存する昆虫の中で最大の発光器官を持っていて、特有の幻想的な黄緑色の光を放ちます。オスは幼虫や蛹の状態でも発光することができます。本種はオスとメスで成虫になった時の姿が全く違うことが大きな特徴です。オスは他の覆うの昆虫と同じく幼虫時の姿と成虫時の姿が異なり、成虫は羽が生えてきて日本のホタルとあまり変わらない姿になりますが、本種のメスは幼虫の姿のまま成熟する幼形成熟を行うので、その姿は映画に出てくるエイリアン女王のような幼虫の見ためがそのまま大きくなったものです。大きさもメスのほうがずっと巨大で、オスとメスを同時に見ても、これが同じ種類なの?と疑いたくなってしまうでしょう。繁殖形態は卵生で、卵を産みます。食性は肉食で、幼虫時はカタツムリやオカタニシなどの陸棲の貝類を専門に食べます。成虫になってからはほとんど餌を食べることはなく、特にオスは水のみを口にして残された時間をメスとの交尾に専念します。
e0099576_18384343

| | | 入手と飼育 | | |
ごく稀に爬虫類専門店などで販売されていて、飼育することもできます。餌のカタツムリなどを用意できない場合は、冷凍のタニシやスネイル缶(ペット餌用の巻き貝の缶詰)でも代用が可能です。